私たち株式会社山田製作所は、非金属樹脂プレスのリーディングカンパニーとして、その分野の特異性から多くのお客様の信頼を得ております。製品の使用用途の主なものは自動車用電装部品や電子機器部品です。
試作などの少量生産から大量ロット生産、フィルムの薄物から積層板の厚物まで対応可能です。また、金型も自社製造しておりますので、納期・コスト面でもお客様の要望に対してフレキシブルに対応致します。
いままでに加工したことのない材料にもどんどんチャレンジしていく姿勢でおりますので、非金属材料の加工でお困りの際は、是非ともご相談ください。
主な使用材料は紙フェノール樹脂積層板、布フェノール樹脂積層板、ガラスフェノール樹脂積層板、ガラスエポキシ樹脂積層板、プレスボード、その他ＰＰ、ＰＥＴなどのフィルム類です。
詳しい製品形状などは、製品写真をご参照ください。
試作などの少量生産から大量ロット生産、フィルムの薄物から積層板の厚物まで対応可能です。また、金型も自社製造しておりますので、納期・コスト面でもお客様の要望に対してフレキシブルに対応致します。
いままでに加工したことのない材料にもどんどんチャレンジしていく姿勢でおりますので、非金属材料の加工でお困りの際は、是非ともご相談ください。
主な使用材料は紙フェノール樹脂積層板、布フェノール樹脂積層板、ガラスフェノール樹脂積層板、ガラスエポキシ樹脂積層板、プレスボード、その他ＰＰ、ＰＥＴなどのフィルム類です。
詳しい製品形状などは、製品写真をご参照ください。
自動車部品
モーター用インシュレータ（絶縁体）のプレス加工品
自動車の小~中型モータ に使用される絶縁体のプレス加工品です。
素材はガラス繊維と樹脂で構成されたガラスフェノール樹脂積層板（ベークライト）で、
・絶縁体なので加工油が使用できない
・ガラス繊維が含まれた粉塵が発生する（石英は含まれていなので人体への影響はありません）
・加工油が使えなく、ガラス繊維が含まれているので設備や金型の摩耗が早い
・フェノール樹脂とガラス繊維の相性が悪く、打ち抜き時に層間剝離（剥がれ）が発生しやすい
などの加工性の悪さがあります。
当社では長年の独自技術により、金型や設備の耐摩耗性やメンテナンスサイクルを定め、要求精度が厳しい製品も安定した品質で納入が可能です。
モーター用インシュレータ（絶縁体）のプレス加工品
自動車用のモータ用に使用される絶縁体のプレス加工品です。
素材は、木材繊維を主原料にした環境に優しい自然素材で構成された、特殊硬質繊維ボードで、
・絶縁体なので加工油が使用できない
・高密度の木材繊維で構成されており、紙粉などにより設備や金型の摩耗が早い
・打ち抜き時に層間剝離（剥がれ）が発生しやすい
などの加工性の悪さがあります。
当社では長年の独自技術により、金型や設備の耐摩耗性やメンテナンスサイクルを定め、要求精度が厳しい製品も安定した品質で納入が可能です。
モーター用インシュレータ（絶縁体）のプレス加工品
自動車のモータに使用される絶縁体のプレス加工品です。
基材に紙繊維と樹脂で構成された紙フェノール樹脂積層板（ベークライト）で、
・絶縁体なので加工油が使用できない
・繊維が含まれた樹脂粉塵が発生する
・フェノール樹脂と紙繊維の相性が悪く、打ち抜き時に層間剝離（剥がれ）が発生しやすい
・高熱状態でプレス加工をしないと、クラック（割れ）が発生する。
・逆に温度をかけすぎると、廃棄物の穴カスがはまり込むなど、抜き性が悪化する。
などの加工性の悪さがあります。
当社では長年の独自技術により、金型や設備の耐摩耗性やメンテナンスサイクルを定め、また専用設備で加熱温度を一定に保ち、要求精度が厳しい製品も安定した品質で納入が可能です。
モータ用インシュレータ（絶縁体）のプレス加工品
自動車のモータ用ブラシホルダ に使用される絶縁体のプレス加工品です。
素材はガラス繊維と樹脂で構成されたガラスフェノール樹脂積層板（ベークライト）で、
・絶縁体なので加工油が使用できない
・ガラス繊維が含まれた粉塵が発生する（石英は含まれていなので人体への影響はありません）
・加工油が使えなく、ガラス繊維が含まれているので設備や金型の摩耗が早い
・フェノール樹脂とガラス繊維の相性が悪く、打ち抜き時に層間剝離（剥がれ）が発生しやすい
などの加工性の悪さがあります。
当社では長年の独自技術により、金型や設備の耐摩耗性やメンテナンスサイクルを定め、要求精度が厳しい製品も安定した品質で納入が可能です。
小型モータ用ナイロン材のプレス加工品
自動車用小型モータに使用されるナイロン材のプレス加工品です。
同軸度や寸法精度などの要求が厳しいことが多い部位に用いられることが多く、また打ち抜き時に非常にバリが出やすい難加工材になります。
当社では、自社製の精密金型と高速かつ独自ノウハウで構成された特殊仕様のプレス機を用いて、バリを極限まで低減させた加工を可能としております。
小型モータ用防水パッキンのプレス加工品
自動車用ワイパーモータに使用される防水パッキンです。
オイルが含有されている、オイルシートやコルクで構成された合成コルク材など幅広い材料での打ち抜きが可能です。
比較的柔らかい素材なので、トムソン型・ビク型での打ち抜き加工はもちろん、当社設計のプレス金型でも加工が可能です。
試作や小ロットではトムソン型・ビク型で、月産1万個以上の多量ロットでは金型と取捨選択できることが当社の強みです。
また、組み付けしやすいように裏面に接合用の強粘着両面テープをラミネートしてから、打ち抜きも可能です。
モーター用スロットのインシュレータ（絶縁体）の曲げ加工品
自動車・電機用のモータに使用されるスロットインシュレータです。
モータのスロット(溝）の部分に絶縁・耐熱用途として、このインシュレータが使用されます。
アラミド繊維もしくはポリイミドフィルムで構成された素材が使用されることが多いのですが、スロットへの挿入のために曲げ加工が必要です。（本写真はアラミド繊維）
当社では、トムソン型・ビク型を使用した罫線（スジ）を素材に施した曲げ加工と曲げ金型を使用した自動曲げの2種類の工法がございます。
試作、小ロットから大ロットまで幅広くご対応が可能です。
絶縁カバーのプレス加工品・接合用両面テープの貼付品
自動車の特にHV（ハイブリッド）車・PHV（プラグインハイブリッド）車・EV（電気自動）車に用いられるコンバータ用絶縁カバーです。
素材は様々な素材でご提供が可能ですが、安価かつ加工性が良いPET（ポリエチレンテレフタラート）フィルムが多くご使用されております。
一般的にはトムソン型・ビク型・エッチング刃型を用いて加工しますが、精度要求が厳しいことが多く、エッチング刃型以外では答えることが出来ず、またエッチング刃型では生産性が良くないという課題があります。
当社では、自社設計のプレス金型を用いて、自動機による高い生産性かつ材料から取れる製品取数の向上を実現しております。
また組み付けのための接合用の強粘着両面テープも貼り付けておりますが、そちらも自社内で加工ができ、さらに貼付けミス防止用の検査機も自社で構築するなど、品質向上も同時に達成しております。
モーター用カバー
ポリプロピレンフィルムで構成された自動車用モータの異物混入防止対策の軽量カバーです
当社では、曲げ部分のと中心穴の抜き穴を同時に加工しておりますが形状によっては金型を用いての加工も可能です。
また、試作、小ロットから大ロットまで幅広くご対応が可能です。
モータ用スロットのインシュレータ（絶縁体）の曲げ加工品
自動車・電機用のモータに使用されるスロットインシュレータです。
モータのスロット(溝）の部分に絶縁・耐熱用途として、このインシュレータが使用されます。
アラミド繊維もしくはポリイミドフィルムで構成された素材が使用されることが多いのですが、スロットへの挿入のために曲げ加工が必要です。（本写真はポリイミドフィルム）
当社では、トムソン型・ビク型を使用した罫線（スジ）を素材に施した曲げ加工と曲げ金型を使用した自動曲げの2種類の工法がございます。
試作、小ロットから大ロットまで幅広くご対応が可能です。
ハーフカット品（完成品はロール状になります）
ワイヤーハーネス用ゴムカバーのプレス加工品
放熱用途のワイヤーハーネスのゴムカバーになります。
当社ではこちらは金型を使った打ち抜き加工を行い、本形状をつけています。
ゴムの打ち抜き加工はトムソン型・ビク型で加工することが一般的ですが、当社ではプレス金型を用いて、精度・効率を追求しています。
警音器のインシュレータ（絶縁体）のプレス加工品
警音器に使用される、細布繊維を基材としたフェノール樹脂積層板（ベークライト）の加工品です。
100分台の精度を要求された品質要求の高く、数量が数十万個と量が多い製品ですが、当社で開発した金型であれば安定した品質で納入が可能です。
小型モータ用PEEK材のプレス加工品
自動車用パワーシートモータなどに使用されるスーパーエンプラ素材であるPEEK材（ポリエーテルエーテルケトン）のプレス加工品です。
難燃性・耐摩擦・摩耗性に優れ、主に摺動部に軽量素材として使用されます。
近年ではベアリング代替として着目されています。
高価な材料かつ打ち抜き時にバリの出やすい素材ですが、当社では原反サイズから加工できる取数を極限まで増やした、設計思想で加工を行っております。
他社対比で取数を20~30％向上した実績もあり、コストダウンに寄与しております。
また、高精度金型による加工でバリも極限まで低減させることも可能としております。
電気・電子部品
インバータモータ用ガラスエポキシ樹脂材のプレス加工品
インバータモータに使用されるガラスエポキシ樹脂積層板のプレス加工品です。
ガラスエポキシ樹脂積層板はガラス繊維にエポキシ樹脂をしみ込ませ熱硬化処理を施し板状にしたもので、難燃性と低導電率を両立している優れた素材です。
本素材はプリント基板に多く用いられる絶縁体で、通常は切削などで加工されることが多いのですが、多ロットに対応することが困難です。
また切削時に生じる粉塵にガラス繊維が含まれ、刃具の寿命が著しく下がります。
当社では、自社製の金型を用いて、高精度に加工することで加工粉塵発生を抑制し、また多ロットでも対応可能かつコストメリットのある生産ラインを構築しております。
ブラシホルダ用絶縁体のプレス加工品
ブラシホルダ（カーボンブラシを支えるホルダ）にベースとして用いられる細布繊維を基材とした、フェノール樹脂積層板（ベークライト）の加工品です。
当社で開発した金型を用いて、お客様の求めていられる精度で加工を実現しています。
素材の特長上、常温で加工するとクラックが入るので、適正温度で加工する必要があり、適正条件のコントロールに長けているのも当社の技術の特徴です。
セルロースナノファイバー紙のプレス加工品
原料となる紙を薬品処理した、セルロースナノファイバー材料（通称：ファイバー）のプレス加工品です。
ファイバーは、工業紙の一種で強靭性を持ち、粘り強く割れにくい性質で、一定の剛性を持ちます。
表面処理が可能であり、塗装や接着が可能かつ、一般紙よりも早く分解される地球環境にやさしい材料です。
剛性、強靱性、耐圧縮性、耐摩耗性、断熱性、電気絶縁性等に優れているため、電気機器の絶縁用部品・各種パッキン･機械部品などに使用されます。
紙材なので、切削では断面が荒れてしまい、トムソン型・ビク型ではその強靭性から、刃が入りません。
当社では、自社で開発した金型を用いて、それらの課題を克服し、精度よく、高速に加工することが可能です。
マイカ（雲母）のプレス加工品
天然鉱石であるマイカ（雲母）という、電気絶縁性及び耐熱性に優れた素材のプレス加工品です。
このマイカは以下の点で取り扱いが難しい素材です。
・積層されているので、打ち抜き時に衝撃で層間剝離（剥がれ）が生じる
・環境による変化が大きい（例：外気に長時間さらされる・湿度の影響でより層間剝離が起きやすい）
・もろく、割れやすい
なお、当社では板厚1.5ｍｍの加工実績があり、それ以上の板厚も形状によっては対応可能です。詳細はお気軽にお問い合わせください。
建設機械部品
パッキンのプレス加工品
フォークリフト用トランスミッションに使用されるオイルパッキンになります。
加工素材は優れた耐油性とシール特性を備え、ニトリルゴム・ブタジエンゴム・強化セルロース繊維で構成されています。
また、短期間ですが最高温度が180°C (350°F) までの耐熱温度も兼ね備えています。
当社ではこちらのゴム系材料を精度良く、高速で打ち抜くことが加工です。
また、調達・購買が難しい輸入材料となりますが、当社はこのような特殊な材料も調達が可能です。
パッキンのプレス加工品
フォークリフト用トランスミッションに使用されるオイルパッキンになります。
加工素材は優れた耐油性とシール特性を備え、ニトリルゴム・ブタジエンゴム・強化セルロース繊維で構成されています。
また、短期間ですが最高温度が180°C (350°F) までの耐熱温度も兼ね備えています。
当社ではこちらのゴム系材料を精度良く、高速で打ち抜くことが加工です。
また、調達・購買が難しい輸入材料となりますが、当社はこのような特殊な材料も調達が可能です。
産業機器部品
住宅設備
宅配ボックス用絶縁シートの加工品
住宅用宅配ボックスの絶縁フィルムの加工品です。
こちらは取引様の課題解決から生まれた製品です。
お客様からお困りごとをお聞きし、サンプル作成を経て、当社で材料提案と図面を起こし、製品加工・納入まで行いました。
宅配ボックスの電池消耗を抑えたいというニーズから・さらに深掘りを進め、現場で施工しやすいように電池ボックスの形状から、形状の提案を行うといったことが可能な事例です。
小便器用水洗センサーのプレス加工品
男性用小便器の水栓センサーに用いられるフィルムのプレス加工品です。
薄い素材かつ内径部に形状があるので、加工の最中に金型パンチの破損などに注意が必要な製品となりますが、
当社の加工技術では不良をほぼ０に抑えることが可能となっております。
航空宇宙
CFRTP（炭素繊維）のプレス加工品
航空宇宙業界では軽量・耐疲労性、耐熱性、難燃性
・LCA(ライフサイクルアセスメント）に秀でている素材として活用されております。
・LCA(ライフサイクルアセスメント）に秀でている素材として活用されております。
強度・耐熱性に強い有望な素材ですが、反面、靭性に弱くまた硬くい素材なため、打ち抜きに向いていない難加工材料となります。
しかしながら、当社では、自社で開発した金型と独自の素材を痛めにくい加工方法を用いて、精度と生産性の両立を実現しておりいます。