当社の得意分野は非金属樹脂プレス加工です。
サーボプレスやリンクモーションプレスをはじめとする多数のプレス機を保有しています。
短冊状やロール状の材料を条件に応じて、打ち抜き加工を行います。
また素材と形状によっては曲げ加工や絞り加工も可能です。
段取り
プレス機に金型を着脱することや加工のための準備を金型段取りと呼びます。
この金型段取りは製品の品質向上にとってとても重要な作業です。
金型の着脱以外にプレス機の加工条件や自動搬送機の設定、加熱する材料の場合は加熱炉の条件設定も併せて行います。
また、段取り時間は自社開発のIoTシステムにて、常にモニタリングされており、段取りの高精度化と時間の短縮を両立しております。
プレス加工
一般的なプレス加工と異なり、当社では以下の特徴があります。
・全せん断に近いプレス加工による断面の高面粗度化に対応可
・扱う材料が樹脂、紙、フィルム、繊維など非金属が多い
※非鉄金属や金属箔も対応可能です
・薄い材料(厚み0.01mmのフィルムの加工実績有)
~厚物材料(厚み6mmのベークライトの加工実績有)まで幅広く対応可
※他厚みの加工もぜひお問い合わせください
・加工油を使用しない製造ラインにより、製品や地球環境に優しい
・ツインロールフィーダーによる高速・高精度搬送
・粘着材(両面テープ)付き素材や材料加熱が必要な製品にも対応可能
ラミネート加工・ハーフカット加工
粘着材(両面テープ)と台紙(離型紙)のラミネート(貼り合せ)を行いながら、連続でハーフカット加工を行っております。
ハーフカット加工とは両面テープの台紙を完全にカットせず、粘着のある面(糊面)までをカットする工法です。 台紙が残った状態で切り込みを入れるので、必要な部分のみ剥がしたり、不要な部分を除去しやすくなります。
ハーフカットの際は下死点精度が非常に重要ですが、当社では長年蓄積した技術により高精度なハーフカットを可能としております。
なお、 ラミネートのみを行う工程もございます。
打ち抜き加工・曲げ加工・ハーフカット加工(トムソン型・ビクトリア型、エッチング刃)
安価で短納期に製作可能なトムソン型・ビクトリア型やエッチング型を使用し加工を行います。
サーボモータ搭載の高精度下死点を備えたクランク式裁断機のテーブルに材料をセットした後、加工プログラムに沿って製品を正確かつ高速に打ち抜くことができます。
さらに、ミシン目加工や罫線刃を用いた罫線加工を行った後に曲げ加工も行うことができます。
なお、本工程でもハーフカット加工が可能です。